「コロナ禍」に終始した1年を振り返って
2020年12月31日更新
こんにちは。
2020年初頭、東京オリンピックの開催に心を躍らせていた我々日本国民にとって、コロナ禍による大混乱の一年に終始するとは、誰が想像できたでしょうか。
3月、子供たちは学校に行くことが出来ず、それどころか、卒業式も入学式も、そのほとんどが保護者の参加を許されず、親子共に寂しい思いをさせられました。
「緊急事態宣言」の発令を受け、企業活動は大幅に制限され、飲食店や観光業は大打撃を被りました。子供たちは、引き続き登校することに制約を受け、我慢を強いられました。
この、前例のない災禍を前にして、ほぼ「無策」と言ってよい対応に終始した安倍前首相は、またもや「腹痛」を理由に政権を放り投げ、「国民の命」よりも、自分の「名誉」を優先するという、却って後世にその「不名誉」を残す決断をしました。後を引き継いだ菅首相も、「寝食を忘れる」どころか「寝食を惜しまず」のご様子で、国民に我慢をお願いするその口から、会食による美味三昧が消える日はなく、国民からの批判により、ようやく「自粛」する始末。
「コロナ」という災禍により、いままで見えてこなかった「真実」が、次々と明るみになったと思います。戦後、日本は確かに「平和」を享受してきました。平和が永続することは、世界に生きる人々にとって永遠の願いです。しかしながら、いつの時代もその「平和」を破ろうと企図するものがあり、それに対して準備のなかった国や個人にとっては、それは「突然に」やって来るのです。
この「コロナ」が蔓延する世界において、その対応を称賛されている国家があります。皆さまご存知の「台湾」です。
台湾は、人口約2,300万人、面積は九州の4分の3ですが、人口12億を擁する大国「中国」からの脅威に、常にさらされています。いわば「常在戦場」を、中国により強いられているのです。台湾の独立に断固として反対する中国は、いつ、いかなる手段で台湾を急襲するかわからず、全ての事象に対応する必要性に、1年365日、晒されているのです。
出来る、出来ないの「理屈」を述べる暇があったら、今、出来ることをすべて行う「気概」がないと、国を守れないのです。
日本政府には、この「コロナ」という災禍を前に、絶対に国民の生命を守り抜くという「気概」が感じられないのです。
また、本当に東京オリンピックを開催したいのなら、世界中に蔓延するコロナを一日でも早く撲滅するために、その叡智を結集して、日本だけでなく、世界のために行動するべきでした。もう、遅きに失しましたが・・・。
この「コロナ禍」、来年は「災い転じて福となす」となるよう、私たちも日々の生活を心掛けていきましょう。
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